研究課題/領域番号 |
19591389
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研究機関 | 独立行政法人放射線医学総合研究所 |
研究代表者 |
桔梗 英幸 独立行政法人放射線医学総合研究所, 分子イメージング研究センター, 主任研究員 (10342693)
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研究分担者 |
高橋 英彦 独立行政法人放射線医学総合研究所, 分子イメージング研究センター, 主任研究員 (60415429)
伊藤 浩 独立行政法人放射線医学総合研究所, 分子イメージング研究センター, チームリーダー (20360357)
須原 哲也 独立行政法人放射線医学総合研究所, 分子イメージング研究センター, グループリーダー (90216490)
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キーワード | 脳・神経 / 統合失調症 / 脳機能イメージング |
研究概要 |
メタ記憶とは自分が記憶している内容についての知識のことで、記憶のモニタリングの働きをしていると考えられているが、この機能は統合失調症で障害されているとされている。一方、統合失調症とドーパミンとの関連は疑いようのないことである。これらの事実から、メタ記憶がドーパミンと関連している可能性があるという仮説を立てた。そこで、本研究では、メタ記憶を司っている脳部位とドーパミンの関与について明らかにすることが目的である。 認知課題に当初は意味記憶課題を用いたメタ課題を行う予定であったが、エピソード記憶を用いたメタ課題を課すように変更した。エピソード記憶というのは、個人の時間と場所に関連する記憶のことで、この記憶は実験条件をコントロールしやすい利点があるが、失われやすく不安定という欠点を持つ。この実験ではPETと機能的MRIの両方を撮影するため、記銘から想起までが長時間かかることになり、想起の成績が悪化することが危惧されたため、安定したメタ記憶を実現させるための、刺激の最適化と予備実験を行った。刺激の候補としては言語刺激と非言語刺激を検討した。その結果、顔とその表情を用いた非言語刺激の方が情動に影響を与えやすく、ドーパミン分泌を刺激しやすいと予想したが、実際にヒトを対象として予備実験を行ってみると、メタ記憶の強さの程度が偏り、機能的MRIの実験にはうまくなじまないことがわかった。そのため、言語を用いたメタ記憶課題をおこなうこととした。
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