研究課題/領域番号 |
19591401
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
本折 健 千葉大学, 医学部・附属病院, 助教 (30344998)
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研究分担者 |
山本 正二 千葉大学, 医学部・附属病院, 講師 (40302567)
風間 俊基 千葉大学, 大学院・医学研究院, 助教 (70375781)
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キーワード | 前立腺癌 / MRI / 拡散強調画像 / 前立腺生検 / 超音波 |
研究概要 |
2007年度から2008年度にかけ200例のPSA高値患者のMRIを実施した。得られた画像から3D構築を行いDWIの画像とのfusionを行った。この画像から超音波モードにて経直腸的な画像に任意再構成できるシステム構築を行った。事前にMRIにて広範囲の画像を得て生検方法をシミュレーションすることが可能となり、合併症としての出血、急性前立腺炎の予防などさらなる安全性の向上にもつながると考えられた。 また当院では前立腺癌の治療として経直腸的超音波ProSound SSD-3500(ALOKA社製)を購入しこれにより前立腺の超音波3D画像を桃築し針刺しを行っている。2007年度から14症例に対し針刺し治療を開始した。2008年1月からは、術中計画を施行するようになった。線源の挿入はプレプランに従って施行されるが、前立腺の変形やねじれ、外套針の位置のズレ、挿入位置のズレ等が治療計画装置に術中入力され、前立腺内の低線量領域には追加挿入が施行できる。これらの術中プランの操作や計画変更は、全て放射線科医が施行した。線源の挿入は矢状断の経直腸的超音波ガイド下で施行され挿入1ケ月後にはポストプランとして、MRIが撮像され、線量分布が算出される。これらの症例はまだ観察期間は短いもののいずれも順調な経過となっている。 今後ともMRIの前立腺画像の有用性は診断のみならず治療にも役立つものと思われさらなる症例の蓄積が望まれた。
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