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2007 年度 実績報告書

アスベスト肺と中皮腫の自動診断と定量化システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 19591417
研究機関神戸大学

研究代表者

山崎 克人  神戸大学, 医学系研究科, 科学技術研究員 (50210381)

研究分担者 熊本 悦子  神戸大学, 工学研究科, 准教授 (00221383)
平野 雅嗣  新居浜工業専門学校, 電気情報工学科, 講師 (60390514)
安藤 正海  東京理科大学, 総合研究機構, 教授 (30013501)
杉村 和朗  神戸大学, 医学系研究科, 教授 (00136384)
大野 良治  神戸大学, 医学系研究科, 学術推進研究員 (30324924)
キーワードアスベスト / 中皮腫 / 自動診断 / コンピューター / X線CT / 中皮腫の自動検出 / 肺繊維症 / 定量診断
研究概要

3次元画像表示アルゴリズムの開発
中皮腫とアスベストによる肺野の繊維化の定量化のために新たに3次元表示アルゴリズムの開発を行った。今回開発した3次元表示のアルゴリズムは肺野の血管と気管支の区別が行えるようにトポロジカルな3次元表示を可能にした。
中皮腫のコンユーターによる自動診断-早期中皮腫については専門科の精度より優れている。従来、認識が困難であった早期の中皮腫についてX線CTの画像をベースにして、3次元画像処理を行うことによって自動診断が可能になった。コンピューター自動診断により検出した中皮腫について病理的に確定した結果と照合しつつある。また放射線科医による診断の精度についても同じ病理的に確定した症例について比較を行った。自動診断と専門家による精度を統計的に調査中であるが、早期の中皮腫についてはコンピューター自動診断の方がすぐれている。将来の実用化を目指してソフトウェアの精度を向上開発中である。
肺の繊維化の定量化
アスベストにより肺の繊維化は生じ正確な診断が必要であるが、専門家による画像診断では大雑把にグレード分類することが限界である。コンピューター自動診断では3次元的な肺野のCT情報から数値化した。
肺野の繊維化の定量指標としては
1.肺野のCT値分布からエントロピーの測定
2.肺野内の高吸収値領域の体積の測定
3.肺野内のスリガラス様陰影の体積の測定
以上を行い繊維化の程度を数値化しこれらの結果について3次元表示おこないアスベスト肺との比較を行っている。

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2015-11-18  

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