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2008 年度 実績報告書

アスベスト肺と中皮腫の自動診断と定量化システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 19591417
研究機関神戸大学

研究代表者

山崎 克人  神戸大学, 医学研究科, 科学技術研究員 (50210381)

研究分担者 熊本 悦子  神戸大学, 学術情報基盤センター, 准教授 (00221383)
平野 正嗣  新居浜工業高等専門学校, 電気情報工学科, 准教授 (60390514)
安藤 正海  東京理科大学, 総合研究機構, 教授 (30013501)
杉村 和朗  神戸大学, 医学研究科, 教授 (00136384)
大野 良治  神戸大学, 医学研究科, 学術推進研究員 (30324924)
キーワードアスベスト肺 / 中皮腫 / 自動診断 / CADシステム / プラーク / 肺繊維症
研究概要

アスベストによる環境汚染は探刻でありそれによってもたらせるアスペスト肺や中皮腫の発症が社会的に深刻な問題となっている。
本課題に於いて膨大な数のデータを正確に検診するために現在使えるX線CTを用いてアスベスト肺の繊維化の定量化と中皮腫の自動診断用プログラムを開発することに成功した。
中皮腫・アスベスト肺のコンピューター診断支援システムの内容は以下のようである。
1.X線CT画像による中皮腫の特徴であるプラークの抽出
2.プラーク候補画像の3次元表示
3.全肺野の繊維化の自動分析
肺繊維化の5項目の5段階評価を肺野別に示し3次元表示を行う。
プラークの検出と肺野の繊維化が強ければアスベスト肺と中皮腫とほぼ診断がつく。
肺の繊維化の定量ソフトの開発は
アスベスト肺と中皮腫の自動診断ソフトの開発は研究代表者と分担研究者の神戸大学工学部熊本助教授と新居浜高専平野順教授のグループにより行った。アスベスト肺と中皮腫の自動診断ソフトのJSTより特許申請中である。(産業財産権の名称:中皮腫とアスベクト肺に関する医用画像診断支援装置、発明者:山崎克人他、権利者:国立大学法人神戸大学他、産業財産権の種類、番号:特願2008-037149、出願年月日:平成20年2月19日、国内)神戸港湾保険協会で行った181名のアスベスト検診の結果についてROC評価法を用いることにより精度評価を行った。本システムを用いることにより検出精度は統計的に有意に向上することが証明された。本システムは病院で使用しているX線CT装置のコンピュータにも移植が可能で全国のX線CT装置に移植することによりアスベスト肺の患者のスクリーニングに有用であり、アスベスト肺の程度を数値化することにより社会的な効果が期待される。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 肺疾患のX線CTによる自動画像診断に関する研究2009

    • 著者名/発表者名
      平野雅嗣, 近藤将次
    • 雑誌名

      新居浜工業高等専門学校紀要 45

      ページ: 17-20

    • 査読あり

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2015-11-18  

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