研究概要 |
無誘導型ステントの開発の前段階として,非磁性体金属のMRI画像への影響を調べるために1.5T MRI装置を用いて以下の材料および条件で実験を行った。 ゲルファントム(筋肉等価模擬ファントム)の中に非磁性体金属を挿入し、MRI画像への影響を調べた。 非磁性体金属としてチタン線,モリブデン線,タングステン線を用い,それを円状に加工し、それぞれAP,RL,FHの3方向に配置し、AP,RL,FHの3方向で撮像した。スピンエコー法とグラディエントエコー法とSWI (Susceptibility-Weighted Imaging)にて撮像し比較した。 次に、非磁性体金属として銅を用い銅板,銅板下すだれ状,すだれ状の3種類の形状で同寸に加工しゲルファントムの中に入れ、前述の方法と条件で撮像し比較検討を行った。 さらに、臨床で用いる実際のステントを使い、そのままの状態とC字状に加工したものとを同様の方法と条件で撮像し比較検討した。 上記のものすべてをCTでも撮影し、CTでの金属アーチファクトの影響を比較した。 以上の検討結果から次年度に行う検討内容を選別し、さらに実験内容を絞り込むことができた
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