研究分担者 |
甲斐田 勇人 久留米大学, 医学部, 助教 (40299425)
石橋 正敏 久留米大学, 医学部, 教授 (20168256)
早渕 尚文 久留米大学, 医学部, 教授 (20108731)
高森 信三 久留米大学, 医学部, 准教授 (50197208)
相澤 久道 久留米大学, 医学部, 教授 (90175711)
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研究概要 |
久留米大学病院および関連病院にてアスベスト曝露歴を有し,胸部単純写真やCT検査などにて胸膜病変が疑われた患者の登録および^<18>F-FDG-PET/CT検査,血液生化学検査(血清オステオポンチン濃度)が現在進行中である。これまでに5例の悪性胸膜中皮腫が疑われた患者に各検査が終了している。<18>^F-FDG-PET/CT検査での異常集積部位の同定と病変部位の定量値の解析,血液生化学検査(血清オステオポンチン濃度),組織学的検査等の検査結果は現在解析中である。各検査結果の傾向としては,悪性胸膜中皮腫と病理組織学的に診断された症例は,CT所見ではびまん性でいびつな胸膜肥厚像を呈する傾向にあり,<18>^F-FDGの病変部位への集積に関しては,低〜中等度の集積を示した。血清オステオホ.ンチン濃度に関しては,その濃度が高い傾向が見られた。今後は,さらに症例を蓄積することより悪性胸膜中皮腫とPET/CTの画像所見,血液生化学検査(血清オステオポンチン濃度)との関連性を検討していく予定である。
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