研究課題
基盤研究(C)
我々はヨード系造影剤を用いた血管DSA像に限り、1方向のX線入射のみを用いて血管走行の3次元解析を可能とした。不足する幾何学的情報を、造影剤の希釈情報と時間情報を用いて補い、三次元血管走行を再構成する手法である。また、被写体内でのX線の線質硬化の影響を補正するために、X線の実効エネルギー線減弱係数を逐次校正する繰り返し計算法を採用し、再構成の精度は非常に高くなった。