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2008 年度 実績報告書

視床下部における食欲中枢のMRIによる3次元画像化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19591447
研究機関国立精神・神経センター

研究代表者

荻野 孝史  国立精神・神経センター, 神経研究所診断研究部, 室長 (50185526)

研究分担者 森田 啓之  岐阜大学, 医学部, 教授 (80145044)
キーワード生理物理 / 生理学 / 脳・神経 / 可視化 / MRI
研究概要

本研究は、Mn2+造影MRI法により生きた動物個体(ラット、マウス等)を用いて食欲調節の液性伝達および神経性伝達による視床下部における中枢投射を50um-100umの空間分解能で3次元画像化する方法を開発し、摂食促進/抑制因子の視床下部における反応部位を無侵襲、非破壊的に3次元MRI画像化し、同定することを主な目的とした。
本年度は、方法論的立場からは、前年度の成果のさらなる改良、発展を行った。とりわけ、動物個体(ラット、マウス)用のRFコイル/プローブの改良は不可欠であり、感度の向上、生理的条件への適応化を進めた。
また、3D MRI画像データの解析、表示、保存システムについては、クロス・プラットホーム対応化とマルティ・モダリティ対応化したシステム構築への発展、改良を行った。
さらに時系列3D MRIデータの統計的な解析方法としては、パラダイムを仮定した相関分析のみでは不十分であったので、独立成分分析を応用し、刺激に特異的な応答を時間、空間的に抽出できるようにし、刺激のパラダイムに依存しない脳機能マッピングを作成する方法への改良を行った。
ラットやマウスに摂食促進/抑制因子を静脈投与あるいは脳室内投与し、視床下部におけるこれらの因子の反応部位を前年度に確立したMn2+造影MRI法を応用することにより無侵襲、非破壊的に3次元画像化し、同定した。
同様な実験プロトコールにおいて、Fos様免疫活性を用いて、神経の活性化を評価し、視床下部における反応部位をMn2+造影MRI法と比較した。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] Development of an animal model and a social behavior assessment scoring method for developmental disorders2008

    • 著者名/発表者名
      Koshiba, Mamiko
    • 雑誌名

      Annals of General Psychiatry 7(Suppl I)

      ページ: S247

  • [学会発表] 生後発達期の個体間相互作用が中脳・後脳領域に与える影響2008

    • 著者名/発表者名
      白川由佳
    • 学会等名
      第31回日本分子生物学会年会
    • 発表場所
      神戸
    • 年月日
      2008-12-11
  • [学会発表] 同士間社会性環境に影響を受ける扁桃核領域の発達2008

    • 著者名/発表者名
      三村喬生
    • 学会等名
      第31回日本分子生物学会年会
    • 発表場所
      神戸
    • 年月日
      2008-12-11
  • [学会発表] 拡散強調画像による幼齢ラット脳への揺さぶり障害評価法の確立2008

    • 著者名/発表者名
      若松永憲、今泉好偉、横井美佳、中舘和彦、杉原文徳、荻野孝史、瀬尾芳輝
    • 学会等名
      第36回日本磁気共鳴医学会大会
    • 発表場所
      旭川
    • 年月日
      2008-09-11

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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