研究概要 |
FDGなど他の放射性同位体薬剤の副産物として安価になってきている低濃度(1atm%程度)のH_2^<17>Oに注目し、これをMRI造影剤として脳灌流計測に応用するための基礎的な検討を行う。H_2^<17>Oを外因性トレーサーとして生体内に導入した場合、MRIコントラストに与える影響を評価し、基礎的な撮像技術、解析技術を開発する。ファントムによる定量的評価に基づき、コイルや撮像シーケンス、撮像パラメータを最適化し、得られた画像を定量的に解析する技術を根拠にし、脳灌流を指標にした新しい画像化技術を提案する。得られた成果を健常動物にて評価する。Repeatability, Reproducibilityの評価、他の画像化法との比較評価を行う。評価基準はその後の臨床展開を見据えたときのインパクトであり、インパクトの高い方法論を開発する。
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