新たに炭酸ガス培養器1台を購入した。 細胞は当大学にて凍結保存されているヒトの株細胞で、ヒト肺腺がん由来A549細胞、ヒト前立腺がん由来PC-3細胞、ヒト歯肉がん由来Ca9-22細胞を使用した。 各種抗がん剤を種々の濃度で37℃、40℃または44℃で処理した。 各種抗がん剤を種々の濃度で37℃で処理し、その前後に温熱療法を一定時間行った。 抗がん剤を一定の濃度で処理し、その前または後に40℃の温熱を種々の時間行った。 温熱(40℃または44℃)の時間を一定にしてその前または後に放射線をいろいろな線量で照した。 44℃加温におけるA549細胞の温熱致死感受性TO値は12分であった。44℃加温に抗がん剤Amrubicino1をsequentia1に併用することにより、生存率曲線における亜致死的温熱障害の回復sublethal thermal damage repair(SLTDR)を示す肩の部分が消失し、相加的増感効果が認められた。 現在、実験データを解析中である。 各種学会、研究会に参加して、研究に必要な最近の知見や実験手技等についての情報を収集した。
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