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2007 年度 実績報告書

癌細胞の転移、浸潤を制御するカルシウム透過性TRPVチャネルの解析

研究課題

研究課題/領域番号 19591472
研究機関群馬大学

研究代表者

長澤 雅裕  群馬大学, 生体調節研究所, 助教 (50343083)

キーワード癌 / TRPV / カルシウム
研究概要

種々の細胞株におけるTRPVチャネルファミリー(Vl-V6まである)発現を検討により乳癌,肝臓癌,膵臓癌,子宮癌,卵巣癌,肺癌,大腸癌,メラノーマ,白血病などのさまぎま癌緬胞株におけるTRPV チャネルファミリーの発現をRT-PCR法で検討を行いTRPV ファミリーのサブタイプの発現を検討確認をした。さらにそれらTRPV1-6のチャネル遺伝子をクローニングしてアデノ,レトロ,レンチウィルスベクターに組み込んで,TRPV チャネルファミリーの強制発現ウィルスベクターを作製した。TRPV2に関しては,さらにTRPV2の機能を阻害するためにアデノ,レトロ,レンチウィルスベクターによるノック、ダウン、コンストラクトを作製し,TRPV2を恒常的に発現を抑制したマクロファージ細胞株とヒト繊維肉腫細胞株を作製して検討した。マクロファージにおいてTRPV2をノックダウンするとフォーカル、アドヒージョンにおけるカルシウムのホメオスターシスの障害をきたし,フォーカル、アドヒージョンのターン、オーバーが阻害されることを見いだした。またヒトの繊維肉腫でノックダウンするとストレス、ファイバーとコーチカルアクチンの形成が阻害され,細胞の接着能と細胞運動能が障害されることを見いだした。つまり接着斑などの細胞接着機構ほ,局所のカルシウムによりその接着機能が制御されている。その局所の細胞内力ルシウムをTRPV2が調節している可能性が示唆される。さらに,その他にyeast-two hybride法によりTRPV2と共役する遺伝子群を新規に見いだして,その遺伝子とTRPV2との関連性につて解析を進めている。また最近では,マクロファージにおいて,リポポリサッカライド(LPS)刺激やPKAの活性化によりTRPV2の細胞膜への発現の元進を見いだしていおり,さらに検討を推進している。

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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