研究課題
基盤研究(C)
代表的な歯周病菌であるPorphyromonas gingivalis(Pg菌)は、血液成分中の血小板と反応し血小板凝集を惹起することが確認された。表皮ブドウ球菌では、血小板凝集はわずかにしか認められず、有意な血小板凝集を惹起しており、電子顕微鏡による観察では血小板に取り囲まれるとともに血小板内に取り込まれる像が観察された。種々の抗血小板薬による反応の変化から、血小板内Ca^<2+>移動およびCa^<2+>カルモデユリン依存性のミオシン軽鎖キナーゼ活性化を引き起こし、最終的にはMLCリン酸化からGPIIb/IIIa凝集に至ると推定された。Pg菌の持続投与により末梢血管とくに下腿動脈領域の小口径動脈に血栓形成を惹起することより、臨床においても歯周病菌により小口径動脈での血栓症が発生しうることが示唆された。
すべて 2009 2008 2007
すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 7件) 学会発表 (7件)
Ann VascSurg 22
ページ: 412-416
Thromb Res 122
ページ: 810-819
Eur J Vasc Endovasc Surg 35
ページ: 153-158
Eur J Vasc Endovasc Surg 34
ページ: 102-106
Hum Gnt 122
ページ: 367-372
Epubahead of print 17
Int J Cardiol 122
ページ: 79-81