リンパ球ホーミングにおいて重要な役割を演ずるMAdCAM-1が、小腸移植拒絶反応の進行や制御においても重要な鍵を握っていること(発現が増強)を確認し、FK506やFTY720やex vivo graft irradiationを組み合わせ、小腸移植の術前から術後にかけて集学的治療(拒絶反応制御)を行う。移植モデル作成後に、各々のgraft survivalやそのgraftに対してH-E染色やMAdCAM-1の発現やCD4陽性細胞数を検討し、graftにおける組織学的拒絶反応を評価する。各移植実験モデルにおいて移植腸管の機能的解析を行う。
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