研究課題/領域番号 |
19591517
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
天野 定雄 日本大学, 医学部, 准教授 (80159459)
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研究分担者 |
神森 眞 日本大学, 医学部, 兼任講師 (50292868)
柏尾 光彦 日本大学, 医学部, 研究医員 (20343577)
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キーワード | 組織Q-FISH / 甲状腺 / テロメア / 細胞診検体 / テロメラーゼ |
研究概要 |
我々が確立した組織切片上でQ-FISH法により細胞ごとのテロメア長を比較する方法を利用した甲状腺乳頭癌と正常甲状腺組織について細胞診検体を使用してテロメア長を比較した。 甲状腺乳頭癌は、正常甲状腺の濾胞細胞と比較して有意にテロメア短縮が出現していた。また、正常濾胞細胞は老化に伴い有意にテロメア短縮を示したが、その他の正常細胞(線維芽細胞等)では有意差を認めなかった。 この研究成果を踏まえ、細胞診検体を用いたQ-FISH法によるテロメア測定を甲状腺癌の補助診断法として利用できるよう本研究を継続する予定である。 現在、英文論文を鋭意作成中である。
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