研究課題
基盤研究(C)
未産・経産ラットをN-methyl-N-nitrosourea(50mg/kg体重)発癌刺激7日後に屠殺し、乳管上皮の増殖活性をBrdU取り込み率にて比較すると、未産個体3.6±1.4%、経産個体1.3±0.4%と経産個体で細胞増殖が有意に抑制されていた。これと相関して、経産乳腺でのMyc抑制因子Mntの発現上昇、Mnt-ヒストン脱アセチル化酵素(HDAC1)複合体形成の促進がそれぞれイムノブロット法、免疫沈降法により認められた。また両乳腺間でのヒストンアセチル化パターンの差異がイムノブロット法により検出された。以上の結果から、経産による乳腺発癌抑制にはヒストンアセチル化機構を介する細胞増殖関連遺伝子群の発現修飾が関与するものと考えられる。
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