研究課題/領域番号 |
19591537
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研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
田中 達郎 浜松医科大学, 医学部附属病院, 講師 (90273185)
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研究分担者 |
今野 弘之 浜松医科大学, 医学部, 教授 (00138033)
太田 学 浜松医科大学, 医学部, 助教 (40397394)
神谷 欣志 浜松医科大学, 医学部附属病院, 助教 (20324361)
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キーワード | PDT / Talaporfin sodium(NPe6) / 消化器癌 / 内視鏡治療 |
研究概要 |
【目的】近年消化管がんに対する内視鏡的腫瘍切除術の進歩により、適応症例が重複する光線力学的療法(PDT)の施行数が激減している。内視鏡的腫瘍切除は技術が高度化され、施設が限定されるため、病変にレーザー光を照射するだけのPDTの簡便性は魅力的である。消化管癌へのPDTは現在フォトフリンが保険適応を受けているが、4週間以上の光線管理が必要なため、PDTの普及を鈍化させている。一方、フォトフリンでは光線過敏症の問題から短期間の追加治療が不可能であり、レーザー照射中に組織障害を来たさないPDTにとっては不利な条件となる。このため、フォトフリンより光線過敏症が軽微なTalaporfin sodium(NPe6)によるヒト胃癌に対するPDTの開発を目的とした。 【方法】ヌードマウス背部皮下にヒト胃がん株MT2を移植し、腫瘍径が7~8mmに達した時点でPDTを行った。レーザー照射1、3、7日後に腫瘍周辺組織を切除し、腫瘍血管の状態を検討した。 【結果】腫瘍血管はレーザー照射3日後には有意に血流遮断されていた。 【結論】NPe6・PDTの腫瘍血管障害による抗腫瘍効果の経路が示唆された。
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