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2007 年度 実績報告書

大腸浸潤癌マウスモデルの作製

研究課題

研究課題/領域番号 19591544
研究機関広島大学

研究代表者

檜井 孝夫  広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 寄附講座講師 (10444689)

キーワード大腸癌 / マウスモデル
研究概要

本年度は2006年7月末までの勤務先で作製したCDX2P-CreマウスならびにApc floxマウスの凍結受精卵を作製し、広島大学に輸送した。学内の遺伝子組み換え生物の使用許可を受けた後、受精卵から成人マウスへ戻した。現在、広島大学で凍結受精卵を再度作製しバックアップをとるとともに、新しい飼育環境での研究体制を確立しつつある。交配したマウスから生まれて来た子マウスの尾から染色体DNAを抽出しPCR法によって遺伝子型を調べ、CDX2P-CreとApc-loxPの両方の相同遺伝子をもつマウスを実験マウス、Apc-loxPのみまたはCDX2P-Creのみをもつマウスをコントロールマウスの確認ができる環境が整った。
このような実験準備の成果をふまえ、最終年度となる来年度には、これらマウスモデルに高脂肪の食餌を与えて現在の飼育環境による影響を経時的に観察する。具体的には、生後2、4、6、8ケ月で大腸を回収し、ポリープの有無や局在、サイズなどを記録する。また得られたポリープからマイクロダイセクション法を用いてDNAの回収を行い、遺伝子異常についてPCRを使ったダイレクト・シークエンスやマイクロサテライトの不安定性などを解析、またポリープから初代培養を試みてマウスのポリープ細胞から培養細胞株の樹立を試みる。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件)

  • [雑誌論文] Generating somatic mosaicism with a Cre recombinase-microsatellite Sequence transgene2008

    • 著者名/発表者名
      Aytekin Akyol
    • 雑誌名

      Nature Method 5-3

      ページ: 231-233

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Mouse Model of Colonic Adenoma-Carcinoma Piogression Based on Somatic Apc Inactivation2007

    • 著者名/発表者名
      Takao Hinoi
    • 雑誌名

      Cancer Research 67-20

      ページ: 9721-9730

    • 査読あり

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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