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2007 年度 実績報告書

食道癌に対する放射線化学療法感受性における遺伝子多型の役割

研究課題

研究課題/領域番号 19591566
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

鈴木 裕  東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (20241060)

研究分担者 石橋 由朗  東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (00246373)
小林 克敏  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (60343547)
川崎 成郎  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (10366221)
キーワード食道がん / 遺伝子 / 化学放射線療法感受性 / 再発
研究概要

[目的]「食道癌に対する放射線化学療法への感受性は,DNA修復や薬剤代謝遺伝子のsingle nucleotide polymorphism(SNP)によって差があるのか?」という疑問を明らかにすることである.2年間で約40例の食道癌手術症例を対象とし,癌組織及び正常組織よりgenomic DNAを抽出する.そのDNAをGeneChip Human Mapping 10K array(Affymetrix)にapplyし,DNA修復や薬剤代謝遺伝子上のSNPを検出する.SNP解析結果を放射線化学療法への反応性,あるいは抗悪性腫瘍薬による副作用出現といった臨床情報との相関性について検討し,食道癌における治療感受性規定遺伝子SNPの同定を行う.
[対象]StageI,II:放射線化学療法前の内視鏡的生検検体StageIII,IV:手術検体癌病変からの検体摘出
[方法]腫瘍組織よりDNA(250ng<)を抽出し、既に設置してある-80度冷凍庫に保存。その後抽出DNAを処理し、GeneChip Human Mapping 10K array(Affymetrix)にhybridizationする。(1)XbaI 処理、(2)アダプターにライゲーションする、(3)PCR による増幅、(4)断片化し terminaldeoxynucleotidyl transferaseを用いてビオチン化する、(4)チップにハイブリダイズする。(5)チップをstreptavidin-phycoerythrin処理,MAS 5.0 softwareにて蛍光量の測定
[結果]進行食道がん12例に対して、放射線化学療法(Chemo-radio therapy: CRT)して(1)著効(CRTでCRかつCRT後1年以上再発なし)6例と2(2)無効(CRTでPRかつCRT後1年以内に再発し死亡した) 6例に上記遺伝子検索を行った。現在、データの解析は進行中である。

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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