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2009 年度 実績報告書

胃癌再発抑制の新しい戦略―治癒手術後潜在再発に対する抗癌剤効果予測―

研究課題

研究課題/領域番号 19591569
研究機関金沢医科大学

研究代表者

小坂 健夫  金沢医科大学, 医学部, 教授 (30186663)

キーワード胃癌 / 化学療法 / 予後因子 / 5-FU代謝酵素
研究概要

(1)「目的」胃癌治癒手術後(R0)の潜在再発患者を特定する目的で、従来の進行度以外の予後因子を検索した。D2以上の郭清を伴う胃癌R0手術300例を対象に、臨床病理学的因子、治療因子、および栄養因子の予後に対する重みを検討した。「結果」単変量解析では、年代、D、術式、T、N、Ly、V、長径、リンパ球数、Alb、TC、血中CEA、血中CA19-9が有意差を示した。Cox多変量解析ではN、TC、リンパ球数、V、血中CA19-9が独立した有意な予後因子であることが判明した。特にTC、リンパ球数、およびCA19-9が潜在再発予測因子である可能性を証明したが、これらがR0胃癌の予後因子である理由は不明である。
(2)再発進行胃がんホルマリン固定パラフィン包埋標本からtotal RNAを抽出し、10種の抗がん剤感受性関連因子(TS,DPD,TP,FPGS,GGH,DHFR,ERCC1,Topo1,EGFR,VEGF)のmRNA及び対照としてβ-Actin mRNAの発現量を定量した。それより得られたデータを解析し、腫瘍部位、患者背景諸因子、病理学的諸因子、予後情報等、従来の診療情報毎にその分布を調査した。主要評価項目は抗腫瘍効果(奏効率)、薬物有害反応(発現頻度とその程度)、副次的評価項目は無増悪生存期間(PFS : Progression-free survival)、治療成功期間(TTF : Time to failure)、後治療(2nd line)移行率、全生存期間(OS : Overall survival)である。現在観察期間中であり、関連は不明である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] StageIV胃がんに対するTS-1+CDDP療法の、術前化学療法としての有用性と問題点、さらに外科治療の役割2010

    • 著者名/発表者名
      木南伸一
    • 学会等名
      第82回日本胃癌学会総会
    • 発表場所
      新潟市(朱鷺メッセ新潟コンベンションセンター)
    • 年月日
      2010-03-04

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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