研究課題
基盤研究(C)
進行・再発胆道癌に対する新規抗癌剤gemcitabine(GEM)の効果につき検討した。臨床例では奏効率18%、腫瘍制御率59%、無効が41%であり、部位別には胆嚢癌や肝内胆管癌に比べ肝外胆管癌に高い有効性が認められた。奏効例選別化を目的とし、胆道癌におけるGEM代謝酵素の発現を調べたところ、3種の代謝酵素のタンパク発現と抗腫瘍効果に有意な関連は見られなかったが、GEM奏効例に限りhEBT1タンパクの高発現が見られた。また、胆道癌に対する薬剤効果判定を実現するために、同所性移植胆道癌ヌードマウスモデルを確立した。
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