研究課題/領域番号 |
19591597
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
谷 眞至 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (60236677)
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研究分担者 |
山上 裕機 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (20191190)
岩橋 誠 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (70244738)
川井 学 和歌山県立医科大学, 医学部, 助教 (40398459)
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キーワード | 膵癌 / 抗癌剤感受性 / 薬剤耐性 / Gemcitabine |
研究概要 |
現在、膵癌で標準的に用いられる抗癌剤は5-FUとの比較試験の結果、塩酸gemcitabineとなり、全世界的に使用されてきた。そこで、さらなる強い抗腫瘍効果ならびに予後の改善を目的とし、他の抗癌剤との併用が検討されてきた。しかし、その併用効果はほとんど認められず、結局、併用にて増強効果の認められた薬剤は分子標的治療薬であるerlotinibのみであったが、その併用効果もたかだか生存期間中央値でわずか2週間ばかりの延長効果しかなく、統計学的には有意差があるものの、医学的・経済学的にみても塩酸gemcitabineの膵癌に対する位置づけには変化がない。このことは、膵癌細胞株において、塩酸gemcitabineに対する耐性機序の解明は非常に意味のあることであり、膵癌治療の一助となりうると考えている。 そこで、ヒト由来膵癌細胞株をgemcitabine濃度を漸増しながら、持続的にgemcitabineと接触させ、gemcitabineに対する耐性株を作成したところ、10倍以上の耐性を有する細胞株が樹立できた。これらの細胞株を使って網羅的に遺伝子解析が可能と考えている。
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