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2007 年度 実績報告書

胆道系悪性腫瘍に特異的なマイクロRNAの機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 19591602
研究機関日本医科大学

研究代表者

三嶋 拓也  日本医科大学, 大学院・医学研究科, 特別研究生 (00398877)

研究分担者 石橋 宰  日本医科大学, 医学部, 講師 (70293214)
瀧澤 敬美  日本医科大学, 医学部, 助教 (40386157)
羅 善順  日本医科大学, 医学部, 助教 (60339439)
石川 朋子  日本医科大学, 医学部, 助教 (70212850)
キーワード胆道系悪性腫瘍 / 肝内胆管癌 / 胆管上皮 / 低分子RNA / microRNA / mRNA
研究概要

平成17-18年度若手研究(B)により、肝内胆管癌由来の培養細胞株であるHuCCT1、MECとヒト正常胆管上皮細胞株HiBEpicのmicroRNA(miRNA)発現プロファイルを明らかにすることにより、正常胆管上皮細胞株で強く発現し、肝内胆管癌由来細胞株で発現が消失または著明に減少しているmiRNA、胆管上皮特異的miRNA(miR-22,-125a,-127,-199a,-199a^*,-214,-376a,and-424)を同定した。今回の基盤研究により、肝内胆管癌および肝-胆管系に特異的なmiRNAが制御しているmRNA、標的となるmRNAを特定することで、肝-胆管系におけるmiRNAの機能の一端を解明することを目的として研究を行った。我々によって同定された特異的miRNAのうち、バイオインフォマティクス解析から、miR-22,-199a,and-376aの共通する予測標的mRNAがアンギオテンシン変換酵素(ACE)であることをつきとめた。さらに、上記培養細胞株におけるACEの発現をreal-time PCRとWestern blotで解析した。正常胆管上皮細胞株と比較し、胆管癌細胞株において、mRNAおよび蛋白のどちらのレベルにおいてもACEの発現が有意に上昇しており、胆管上皮特異的miRNAの発現と逆相関を示した。このことは、ACE発現の胆管上皮特異的miRNAによる調節が、発癌と関与する可能性を示唆しており、現在、特異的miRNAの過剰発現を行い、プロテオミクス技術を用いて、ACEを含めた標的mRNA同定の解析を進めている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件)

  • [雑誌論文] RT-PCR-based analysis of microRNA(miR-1 and-124)expression in mouse CNS2007

    • 著者名/発表者名
      Takuya Mishima
    • 雑誌名

      Brain Res 1131・1

      ページ: 37-43

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Therapeutic use of short hairpin RNA in acute liver failure2007

    • 著者名/発表者名
      Yoshiaki Mizuguchi
    • 雑誌名

      J Nippon Med Sch 74・1

      ページ: 74-76

    • 査読あり

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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