研究課題
基盤研究(C)
本研究は小口径人工血管の長期開存性の向上を得る遺伝子治療の開発を目的としている。イヌ頸動脈人工血管置換モデル(Dacronグラフト使用)にて、ヒトPD-ECGF(/hTP)をDDS(プルロニックゲル)を用いて投与し、治療効果を検討した。術後4週にて、遺伝子投与群で吻合部周囲の新生内膜肥厚抑制を認めた。しかし人工血管内腔への内皮細胞浸潤や抗血栓性などその他の因子においては効果を認めなかった。この結果、ヒトPD-ECGF(/hTP)は術後開存性を悪化させる吻合部狭窄に対し治療効果を認めたが、人工血管内腔対する治療効果の改善には、投与方法など更なる工夫が必要になると考えられた。
すべて 2008
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J Gene Med 10(4)
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