我々は既にエンドスタチンをコードする遺伝子を作成し、形質導入の実験系を確立し、エンドスタチンの腫瘍増殖抑制効果を証明してきた。 エンドスタチンとの併用を予定しているZD6474は、本邦及び欧米にて臨床試験が行われ、その有効性と安全性が報告されている。しかし、その効果は限定的で、EGFRmutationやErbB2 mutationの有無が効果予測因子とも考えられる。 我々はまず、肺癌細胞株においてZD6474の効果、至適濃度を調べるため培養細胞にてMTTassayを行っている。至適濃度、腫瘍増殖抑制が得られた細胞株においてEGFRやVEGFRの発現を検討していく計画である。
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