研究課題
基盤研究(C)
肺癌におけるTARSHおよびNESH遺伝子の発現状況を定量RT-PCR法を用いて解析したところ、肺癌臨床検体の微小肺癌12例において全例でTARSH mRNAの発現低下を認めた。またTARSH分子の機能解析においては、TARSH遺伝子をノックダウンするとp21の活性化を伴って著しい細胞増殖抑制が認められた。以上よりTARSHが細胞の安定性を司って細胞周期に関連した機能を持ち、TARSHの不活化により細胞が老化やアポトーシス、さらには癌化というpathwayに導くものであり、その結果、臨床肺癌の初期段階よりTARSHが発現低下していると考えられた。
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TARSH in tumor suppression. BBRC 380
ページ: 807-812
Hybridoma 26(6)
ページ: 381-385