研究課題/領域番号 |
19591675
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
市川 智継 岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教 (10362964)
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研究分担者 |
伊達 勲 岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (70236785)
神原 啓和 岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教 (40420484)
小野 成紀 岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教 (40335625)
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キーワード | brain tumor / malignant glioma / invasion / angiogenesis / microarray analysis |
研究概要 |
悪性グリオーマの浸潤性規定伝子を同定するために、我々の樹立した浸潤性の異なるふたつのイヌグリオーマ細胞J3T-1とJ3T-2を培養し、RNAを抽出し、RNA発現レベル解析を受託で行った。その結果、それぞれのグリオーマ細胞において比較的発現が高くなっている遺伝子を、浸潤性規定遺伝子の候補として20個程度抽出した。そのうち、抗体の得られるものに関しては、培養細胞から抽出したタンパクについてwestern blottingを行い、タンパク発現レベルの違いを比較確認した。 また、J3T-1とJ3T-2をラット大脳に移植して作成した脳腫瘍モデルの切片を作成して、HE染色を行い、浸潤性について病理学的に詳細な検討を行った。その結果、浸潤性と血管新生が関連するタイプとそうでないタイプのふたつの浸潤パターンが存在することが判明した。さらに、先ほどの浸潤性規定遺伝子候補の抗体を用いて、組織の免疫染色を行い、組織内でのタンパク発現レベルの違いを比較確認した。さらに血管新生に関連するタンパクに対する抗体と二重染色を行い、ふたつの関連性についても検討した。 現在は、浸潤性規定遺伝子の候補遺伝子のうちいくつかのものについて、遺伝子発現ベクターを作成し、培養細胞ならびに動物脳腫瘍に遺伝子導入実験を行っているところである。
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