研究概要 |
ヘムオキシゲナーゼ-1、superoxide-dismutase、 TGF-beta、 low-density lipoprotein receptor(小野、徳永担当)、endothelial NOS、あるいはsuperoxide-dismutase等の蛋白と11Rとのfusion蛋白質の作成(連携研究者伊達担当) 小野、徳永、伊達により11R蛋白とヘムオキシゲナーゼ-1、superoxide-dismutase、 TGF-beta、 low-density lipoprotein receptor、 endothelial NOS、あるいはsupeloxide-dismutaseのfusion蛋白質をcDNAより作成した。endothelial NOS-llR蛋白に関しては、ラット2回くも膜下出血モデルでの攣縮脳血管を、本蛋白投与により、拡張せしめることに成功した。(Strcke,38:1354-61,2007)。小野、伊達により培養脳血管平滑筋、内皮細胞に、上述のfusioa蛋白質を投与し、細胞内移行にっいて検討した。血管外腔投与では血管壁のすべての層に蛋白質は導入可能であった。また、100kD以上の大きな蛋白質も血管壁細胞内へ導入が可能であることを確認した。さらに、これらは脳組織には導入されず血管のみに親和性が高いことも見い出した。11R蛋白とヘムオキシゲナーゼ-1、superoxide-dismutase、 TGF-beta、 low-density lipoprotein receptor、およびsuperoxide-dismutaseのfusion蛋白質を現在プラスミドから蛋白生成の段階で製作中である。
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