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2007 年度 実績報告書

頸動脈プラーク不安定機構に関わるプロテオグリカンの意義とその制御

研究課題

研究課題/領域番号 19591681
研究機関徳島大学

研究代表者

宇野 昌明  徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 准教授 (90232884)

研究分担者 永廣 信治  徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (60145315)
松原 俊二  徳島大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (60294675)
西 京子  徳島大学, 医学部・歯学部附属病院, 助教 (60335817)
キーワード頸動脈病変 / CEA / decorin / biglycan / HC II
研究概要

頚動脈プラークの安定性/不安定性に分類して、急性期(4週間以内)と慢性期(4週間以上)の手術時期での検討を行った。その結果、急性期症例では不安定プラークの率が慢性期に比較して有意に多く見られた。また、急性期、慢性期症例のうち、不安定フラークでは血中及びプラーク中の酸化LDLが安定プラークより有意に高かった。また不安定プラークではMMP濃度が安定プラークより有意に上昇していた。この研究により、頚動脈狭窄症症例では発症早期に酸化ストレスが上昇しており、早期手術の妥当性を酸化ストレスの面から示した。
現在decorin、biglycanの発現や構造変化および機能の関連性についてCEA症例のplaqueを用いて解析し、さらに症候性/無症候性との関連性について検討し、解析している。またPlaque中のdecorin biglycanの発現や構造変化とHCII活性を解析し、血中HC IIにどのように反映されるかについて探求している。また術前にスタチンをと投与した例と投与していない症例を比較して、酸化LDL、decorin、biglycanおよびHC II活性とstatinの関係について解析し、動脈硬化発症および進展のmechanismを考察する予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件)

  • [雑誌論文] Hemodynamic cerebral ischemia during carotid endarterectomy evaluated by intraoperative monitoring and postoperative diffusion-weigted imaging.2007

    • 著者名/発表者名
      Uno M, Suzue A, Nishi K, Nagahiro S
    • 雑誌名

      Neurol Res 29

      ページ: 70-77

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Immunoreactive circulating oxidized HDL concentrations do not increase in patients undergoing carotid endarterectomy:A comparative study for oxidized HDL and oxidized LDL concentrations in plasma2007

    • 著者名/発表者名
      Nakano T, Kitazato KT, Uno M, Seo M, Hamaoki M, Komoda T, Nagata A
    • 雑誌名

      Clin Chim Acta. 381

      ページ: 179-181

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Comparison between early and late carotid endarterectomy for symptomatic carotid stenosis in relation to oxidized LDL and plaque vulnerability.2007

    • 著者名/発表者名
      Suzue A, Uno M, Kitazato TK, Nishi K, Liu H, Yagi K, Tamura T, Nagahiro S.
    • 雑誌名

      J Vasc Surg 46 46

      ページ: 870-875

    • 査読あり

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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