Neurogenesis imagingの開発-内在性神経幹細胞の活動の画像化

2008 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 19591708
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 脳神経外科学
• 研究機関: 明治鍼灸大学
• 研究代表者: 樋口 敏宏 明治国際医療大学, 医学教育研究センター, 教授 (80218700)
• 研究分担者: 田中 忠蔵 明治国際医療大学, 医学教育研究センター, 教授 (80163541) ; 梅田 雅宏 明治国際医療大学, 医学教育研究センター, 准教授 (60223608) ; 青木 伊知男 独立行政法人放射線医学総合研究所, 分子イメージング研究センター, 上席研究員 (10319519) ; 渡辺 康晴 明治国際医療大学, 医学教育研究センター, 助教 (90454537)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2008
• キーワード: 脳血管障害学 / 内在性神経幹細胞 / 神経再生 / マンガン / MRI / 脳虚血

研究概要

成体脳にも中枢神経損傷後の神経再生において重要な役割を果たすと考えられる神経幹細胞が存在する. 本研究では内在性神経幹細胞による神経再生の過程をin vivoにおいて画像化するために,マンガン(Mn)造影MRI(MEMRI)を応用した手法の開発を行った. 動物実験用MRI装置を用いてMEMRI測定法の改良と最適化を行った.次いでラットの脳虚血モデルを対象に撮影を行い, 虚血に伴う造影効果が確認され, glia細胞などの集積を反映することが明らかとなった.

研究成果

• [雑誌論文] Neuronal response to Shepard's tones (2007)
  • 著者名/発表者名: Shimizu Y, Umeda M, Mano H, Aoki I, Higuchi T, Tanaka C.
  • 雑誌名: An auditory fMRI studyusing multifractal analysis. BrainResearch 1186 ページ: 113-126
  • 査読あり
• [雑誌論文] マンガン造影MRIによる分子イメージング (2007)
  • 著者名/発表者名: 田中忠蔵、青木伊知男、河合裕子、梅田雅宏、樋口敏宏
  • 雑誌名: 映像情報 39 ページ: 366-371
• [雑誌論文] MR撮像法による臨床応用fMRIによる脳機能の診断 (2007)
  • 著者名/発表者名: 福永雅喜、梅田雅宏、樋口敏宏、田中忠蔵
  • 雑誌名: 日独医報 52 ページ: 413-422
• [学会発表] ラットに対する低濃度の塩化マンガン水溶液投与による造影効果の検討 (2008)
  • 著者名/発表者名: 河合裕子、梅田雅宏、渡邉康晴、樋口敏宏、田中忠蔵
  • 学会等名: 日本磁気共鳴医学会大会
  • 発表場所: 旭川(北海道)
  • 年月日: 20080900
• [学会発表] 脊髄神経損傷モデルにおける末梢神経のADCの変化 (2008)
  • 著者名/発表者名: 河合裕子、梅田雅宏、渡邉康晴、樋口敏宏、田中忠蔵
  • 学会等名: 日本磁気共鳴医学会大会
  • 発表場所: 旭川(北海道)
  • 年月日: 20080900
• [学会発表] マンガン造影法による味覚嫌悪学習の脳神経機構の研究 (2008)
  • 著者名/発表者名: 乾千珠子, 梅田雅宏、佐々木耕太、大井康浩, 吉岡芳親, 大澤五住、清山昭敏
  • 学会等名: 日本磁気共鳴医学会大会
  • 発表場所: 旭川(北海道)
  • 年月日: 20080900
• [学会発表] 低濃度マンガン静注による組織の緩和時間変化 (2008)
  • 著者名/発表者名: 村瀬智一、河合裕子、梅田雅宏、渡邉康晴、樋口敏宏、田中忠蔵
  • 学会等名: 日本磁気共鳴医学会大会
  • 発表場所: 旭川(北海道)
  • 年月日: 20080900
• [学会発表] 電気刺激によって生じる筋収縮のeigen value (2008)
  • 著者名/発表者名: 渡邉康晴, 梅田雅宏, 木村啓作, 樋口敏宏, 田中忠蔵
  • 学会等名: 日本磁気共鳴医学会大会
  • 発表場所: 旭川(北海道)
  • 年月日: 20080900
• [学会発表] C6培養細胞へのMnの影響と培養液の13C/1Hスペクトルによる解析 (2008)
  • 著者名/発表者名: 梅田雅宏, 乾千珠子, 大澤五住, 吉岡芳親, 河合裕子, 渡邉康晴, 樋口敏宏, 田中忠蔵
  • 学会等名: 日本磁気共鳴医学会大会
  • 発表場所: 旭川(北海道)
  • 年月日: 20080900
• [学会発表] 7T MRIにおける乳酸分離スペクトロスコッピックイメージング : 脳虚血モデルラットによる検証 (2008)
  • 著者名/発表者名: 尾藤良孝, 平田宏司, 河合裕子, 恵飛須俊彦, 白猪亨, 平田智嗣, 五月女悦久, 梅田雅宏, 田中忠蔵
  • 学会等名: 日本磁気共鳴医学会大会
  • 発表場所: 旭川(北海道)
  • 年月日: 20080900
• [学会発表] Glial tissue imaging atischemic legion by MEMRI using manganeseoral administration (2008)
  • 著者名/発表者名: Kawail Y, Umeda M, Watanabe Y, Higuchi T, Tanaka C
  • 学会等名: ISMRM
  • 発表場所: Toronto(Canada)
  • 年月日: 20080500
• [学会発表] Dynamic DTI during muscle contraction by electrical stimulation (2008)
  • 著者名/発表者名: Watanabe Y, Kimura K, Umeda M, HiguchiT, Tanaka C
  • 学会等名: ISMRM
  • 発表場所: Toronto(Canada)
  • 年月日: 20080500
• [学会発表] Lactate-Discriminating Echo-Planar Spectroscopic Imaging at 7 T (2008)
  • 著者名/発表者名: Bito Y, Hirata K, Shirai T, Yamamoto K, Soutome Y, Ebisu T, Umeda M, Kawai Y, Higuchi T, Tanaka C
  • 学会等名: ISMRM
  • 発表場所: Toronto(Canada)
  • 年月日: 20080500
• [学会発表] Parallel Line-Scan Echo-Planar Spectroscopic Imaging (2008)
  • 著者名/発表者名: Bito Y, Shirai T, Hirata K, Taniguchi Y, Hirata K, Otake Y, Soutome Y, Ochi H, Ebisu T, Umeda M, Kawai Y, Higuchi T, Tanaka C
  • 学会等名: ISMRM
  • 発表場所: Toronto(Canada)
  • 年月日: 20080500
• [学会発表] Diffusion-Weighted Line-Scan Echo-PlanarSpectroscopic Imaging for ImprovedAccuracy in Metabolite Diffusion Imaging (2008)
  • 著者名/発表者名: Bito Y, Hirata K, Ebisu T, Kawai Y, Otake Y, Hirata S, Shirai T, Soutome Y, Ochi H, Umeda M, Higuchi T, Tanaka C
  • 学会等名: ISMRM
  • 発表場所: Toronto(Canada)
  • 年月日: 20080500
• [学会発表] High Temporal Resolution Imaging of Muscle Deformation byElectrical Stimulation (2007)
  • 著者名/発表者名: 渡邉康晴, 梅田雅宏, 木村敬作, 樋口敏宏, 田中忠蔵
  • 学会等名: 日本磁気共鳴医学会大会
  • 発表場所: 神戸
  • 年月日: 20070900
• [学会発表] 安静時脳のファンクショナルコネクティビティ高齢群と若年群の比較 (2007)
  • 著者名/発表者名: 真野博彰, 梅田雅宏, 樋口敏宏, 福永雅喜, 田中忠蔵
  • 学会等名: 日本磁気共鳴医学会大会
  • 発表場所: 神戸
  • 年月日: 20070900
• [学会発表] 7T MRIによる乳酸スペクトルスコピックイメージング (2007)
  • 著者名/発表者名: 尾藤良孝, 平田宏司, 白猪亨, 山本由香里, 五月女悦久, 恵飛須俊彦, 河合祐子, 梅田雅宏, 樋口敏宏, 田中忠蔵
  • 学会等名: 日本磁気共鳴医学会大会
  • 発表場所: 神戸
  • 年月日: 20070900
• [学会発表] High Time Resolution DWI ofMuscle Contraction During Electrical Simulation (2007)
  • 著者名/発表者名: Watanabe Y, Kimura K, Umeda M, Higuchi T, Tanaka C
  • 学会等名: ISMRM
  • 発表場所: Berlin
  • 年月日: 20070600
• [学会発表] Detection of Reactive Gliosis UsingManganese-Enhanced MRI (MEMRI) (2007)
  • 著者名/発表者名: Kawai Y, Aoki I, Matsumoto N, Umeda U, Higuchi T, Kershaw J, Silva AC, Tanaka C
  • 学会等名: ISMRM
  • 発表場所: Berlin
  • 年月日: 20070600
• [図書] NMR現象・放射線技術学シリーズ, MR撮像技術学改訂2版 : 自由誘導とスピンエコー・励起緩和 (2008)
  • 著者名/発表者名: 梅田雅宏
  • 総ページ数: 54-68
  • 出版者: オーム社
• [図書] Visual Cortex : New Research A large- and Small-Scale Functional Organization of Visual Field Representation in the Human Visual Cortex (2008)
  • 著者名/発表者名: Yamamoto H, Ban H, Fukunaga M, Tanaka C, Umeda M, and Ejima Y
  • 総ページ数: 195-222
  • 出版者: Nova publishers
• [図書] 非侵襲・可視化技術ハンドブック-ナノ・バイオ・医療から情報システムまで-「解剖学的画像としてのMRI-正常編」の章担当 (2007)
  • 著者名/発表者名: 田中忠蔵、成瀬昭二、樋口敏宏、梅田雅宏
  • 総ページ数: 18-27
  • 出版者: エヌ・ティー・エス