研究課題
基盤研究(C)
小児悪性骨腫瘍である骨肉腫では、抗がん剤による治療の効果が不十分であったり、肺に転移を生ずることがあり、このような症例の予後は不良である。われわれは骨肉腫患者から採取された腫瘍組織から遺伝子を抽出し、治療成功例と不成功例のそれぞれの遺伝子発現パターンを比較解析することで、骨肉腫の治癒率と関係がありそうな候補遺伝子の場所を見つけ出した。今後この中でも重要と思われる遺伝子の働きを明らかにする予定である。