研究課題/領域番号 |
19591774
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研究機関 | 旭川医科大学 |
研究代表者 |
岩崎 寛 旭川医科大学, 医学部, 教授 (70223386)
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研究分担者 |
藤田 智 旭川医科大学, 医学部, 准教授 (10173428)
間宮 敬子 旭川医科大学, 医学部, 講師 (80231603)
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キーワード | 内因性鎮痛 / GABA受容体 / NMDA受容体 / 妊娠 |
研究概要 |
妊娠ラットを用いて基礎的動物実験(沈痛の下降性抑制系の機序及び発現を解明するための実験)を行った際、カルシウムチャネル拮抗薬など数種類の薬剤が妊娠に伴う下降性抑制系を増強するという興味深い実験結果が得られた。この実験結果により、臨床における疼痛治療に関して、数種類の薬剤が影響する可能性が強く示唆され、人における臨床的検討をまず行うことが重要であることが示された。最近臨床使用が可能となった簡便な疼痛閾値測定装置Pain vision(ニプロ社)を用いて妊婦の産前、産後の疼痛閾値の推移を検討した。これまでのラットの結果と同様に帝王切開手術前日は術後1日目や6日目に比較して疼痛閾値が上昇していることが、予定帝王切開術患者で示された。この結果は第28回日本臨床麻酔科学会学術集会にて発表した。
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