サウスカロライナ大学より譲り受けたプラスミドよりhPPEのレスポンシブルエレメントをサブクローニングし、当該研究室所有のレトロウイルスベクターに組み込んだ。今後、このプラスミドより実際にウイルスが産生され、かつ、hPPEが転写されているかを確認していく必要がある。動物実験に際しては、プラスミドのままの形での投与を予定しているが、研究分担者(長野真澄博士)所属の研究室において臍帯血由来の間葉系幹細胞も扱っているため、当該細胞の使用も考慮し、基礎的操作技術等を習得し始めた。これにより、高効率かつ長期間の導入遺伝子の発現を期待できる可能性がある。
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