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2008 年度 実績報告書

神経原性疼痛過敏における一酸化窒素cGMP系の脊髄での役割に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19591786
研究機関浜松医科大学

研究代表者

加藤 孝澄  浜松医科大学, 医学部, 准教授 (80204478)

キーワード腹腔アプローチ / 交感神経幹切除 / 神経原性疼痛過敏
研究概要

ラット腹腔アプローチ追加実験-交感神経幹切除の効果
(方法)
7週齢SDラットn=9,術者:S(全例)Sun Ho Kim, et al. Effect of sympathectomy on a rat model of periferal neuropathy. Pain, 55(1993)85-92に従い、術後1週間で交感神経幹を切除したn=3:腹腔アプローチ通常モデル(Group A)n=3:腹腔アプローチ通常モデル+1週間目にシャム開腹(Group B)n=3:腹腔アプローチ通常モデル+1週間目に交感神経幹切除(Group C)
(結果)
Sun Ho Kim, et al. Pain, 55(1993)85-92によれば、交感神経幹を切除するとピタリと痛みが治まる。今回は症例8のみ同様の経過をたどったが、論文の程度には痛みが低下しなかった
(まとめ)
経腹腔アプローチは術野が広くとれるため、従来のチャンのSNLモデルよりL5神経の結紮は容易であるが、十分に注意して手術しても一定の割合で交感神経幹に障害を与えてしまう個体が出てしまう可能性がある。神経原性疼痛モデルで、脊髄交感神経の損傷により疼痛反応が抑制される可能性があり、疼痛モデルの再考を迫られた。

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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