• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2007 年度 実績報告書

同系ラット慢性疼痛モデルに対する骨髄幹細胞移植の効果

研究課題

研究課題/領域番号 19591796
研究機関広島大学

研究代表者

皿田 和宏  広島大学, 病院, 理学療法士 (20423353)

研究分担者 伊藤 義広  広島大学, 病院, 理学療法士 (60397958)
木村 浩彰  広島大学, 病院, 准教授 (60363074)
キーワードCRPS / 骨髄幹細胞移植 / 神経因性疼痛 / 慢性疼痛
研究概要

本年度は同系Lewisラットによる慢性疼痛モデルを作製、及び骨髄細胞のくも膜下腔注入を行い、同系ラット慢性疼痛モデルに対する骨髄幹細胞移植効果の研究をさらに進める目的で以下のとおり実施した。
1.慢性疼痛モデル作製法、骨髄幹細胞のくも膜下腔注入法、疼痛評価法の収得
日本臓器製薬研究所にて同施設研究員により慢性疼痛モデルとしてChungモデルの作製法、骨髄幹細胞のくも膜下腔注入法としてIT投与法、疼痛評価法の指導を受け、実験方法を習得した。
2.Chungモデル作製
広島大学医学部附属実験施設にて同系Lewisラット12匹を用い、Chungモデルを作製。疼痛評価・行動分析より12匹中9匹をChungモデルとして成立していることを確認。
3.骨髄幹細胞のくも膜下腔注入
Chungモデルとして成り立たなかった3匹のLewisラットの大腿骨・脛骨より骨髄幹細胞を採取。採取した骨髄を遠心分離して骨髄細胞を取り出し、ダルベッコ変法イーグル培地DMEMにて培養。採取、培養した骨髄幹細胞をLewisラット9匹中3匹のくも膜下腔に注入した。
4.疼痛抑制効果の判定
骨髄幹細胞注入後の疼痛抑制効果について、触覚刺激(モノフィラメント)による疼痛評価と、行動学的、組織学的の側面から判定中。
以上の研究結果を踏まえ最終年度となる来年は、慢性疼痛モデルに対する骨髄幹細胞のくも膜下腔注入の疼痛抑制効果について、疼痛評価・行動分析・組織学的検証を踏まえ、さらに検討を進めたい。

URL: 

公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi