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2008 年度 実績報告書

同系ラット慢性疼痛モデルに対する骨髄幹細胞移植の効果

研究課題

研究課題/領域番号 19591796
研究機関広島大学

研究代表者

皿田 和宏  広島大学, 病院, 理学療法士 (20423353)

研究分担者 伊藤 義広  広島大学, 病院, 理学療法士 (60397958)
木村 浩彰  広島大学, 病院, 講師 (60363074)
島田 昇  広島大学, 病院, 理学療法士 (20467773)
キーワードCRPS / 骨髄幹細胞移植 / 神経因性疼痛 / 慢性疼痛
研究概要

複合性局所疼痛症候群(Colnplex Regional Pain Syndrome:以下CRPS)は説明のできない痛覚異常やallodynia、血流変化、浮腫、関節拘縮を主症状とする原因不明の難治性疾患であり、治療法は確立していない。
1.CRPSの実験系として同系LewisラットによるChungモデルの作製。
ネンブタール腹腔内注射による麻酔施行後、腰椎棘突起の左側に沿って皮膚および筋を切開し、第5腰神経を露出させた。これを1箇所結紮した後、筋および皮膚を縫合した。
2.ラットの疼痛刺激として、モノフィラメントとダイナミック・プランター・エステシオメーターによる触覚刺激評価。
術前および術後1週間に痛覚過敏の評価を実施する。痛覚過敏の評価は機械的刺激過敏検査としてダイナミックプランター・エステシオメータ:UGO BASILE社製およびvon Frey filamentを利用して逃避反応の50%閾値をup-down法により評価した。
3.採取した骨髄幹細胞を脊髄くも膜下腔に注入し、疼痛抑制効果をラットの行動学的分析による評価。
疼痛過敏と判断されたChungモデルを無作為に骨髄細胞移植群と対照群に分けた。2群とも椎問腔から骨髄幹細胞を注射器でくも膜下腔に注入した。対象群として生理食塩水をくも膜下腔に注入した。注入後から痛覚過敏の評価経時的に実施した。
経時的な疼痛抑制効果において、骨髄幹細胞移植群と対象群で比較した.各群の処置前に対する変化率の平均値では有意に骨髄幹細胞移植群で疼痛閾値の早期低下を認めた.

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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