過活動膀胱における膀胱知覚異常および尿路上皮の機能異常の網羅的解析

2008 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 19591831
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 泌尿器科学
• 研究機関: 旭川医科大学
• 研究代表者: 柿崎 秀宏 旭川医科大学, 医学部, 教授 (10241324)
• 連携研究者: 沼田 篤 旭川医科大学, 医学部, 助教 (00250564)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2008
• キーワード: 過活動膀胱 / 膀胱知覚 / 尿路上皮

研究概要

本研究では、尿意切迫感や頻尿などの蓄尿症状を呈する特発性過活動膀胱や前立腺肥大症に付随する過活動膀胱、間質性膀胱炎を対象に検討を行った。過活動膀胱における膀胱知覚の異常は、知覚神経であるA δ線維とC線維の刺激閾値とは相関せず、膀胱の粘膜下や尿路上皮に存在するさまざまな知覚受容体の発現量と相関することが示唆された。

研究成果

• [雑誌論文] 下部尿路機能障害に対する薬物療法の最前線 (2008)
  • 著者名/発表者名: 柿崎秀宏
  • 雑誌名: 泌尿器科外科 21 ページ: 247-249
• [雑誌論文] Defining overactive bladder as hypersensitivity (2007)
  • 著者名/発表者名: Yamaguchi O, Honda K, Nomiya M, Shishido K, Kakizaki H, Tanaka H, et.al.
  • 雑誌名: Neurourology and Urodynamics 26 ページ: 904-907
  • 査読あり
• [雑誌論文] 過活動膀胱のすべて : 下部尿路機能の基礎 (2007)
  • 著者名/発表者名: 柿崎秀宏、沼田 篤、倉 達彦、加藤祐司、川上憲裕
  • 雑誌名: 臨床泌尿器科 61 ページ: 571-577
• [雑誌論文] BPHの手術適応決定-Pressure-flow studyに勝るものはあるか- (2007)
  • 著者名/発表者名: 柿崎秀宏、北 雅史、和田直樹、玉木 岳、倉 達彦、沼田 篤
  • 雑誌名: Urology View 5 ページ: 72-77
• [学会発表] Is pressure-flow study useful to predict the outcome of transurethral resection of prostate (2008)
  • 著者名/発表者名: Wada N, Nakazono S, Tamaki G, Numata A, Kakizaki H
  • 学会等名: 38th Annual Meeting of the International Continence Society
  • 発表場所: Cairo, Egypt
  • 年月日: 2008-10-22
• [図書] よくわかって役に立つ前立腺肥大症のすべて : 排尿障害と排尿神経機構 (2009)
  • 著者名/発表者名: 和田直樹、柿崎秀宏
  • 総ページ数: 63-69
  • 出版者: 永井書店
• [図書] よくわかって役に立つ排尿障害のすべて : 過活動膀胱 (2007)
  • 著者名/発表者名: 柿崎秀宏、沼田 篤、倉 達彦
  • 総ページ数: 80-88
  • 出版者: 永井書店