ヒト精子核酸-蛋白複合体の不均一性が受精・胚発生に及ぼす影響

2009 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 19591901
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 産婦人科学
• 研究機関: 国際医療福祉大学
• 研究代表者: 片寄 治男 国際医療福祉大学, 大学病院, 准教授 (90281237)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2009
• キーワード: 生殖 / 精子 / 核酸 / 蛋白 / 受精

研究概要

ヒト精子核酸-蛋白複合体の不均一性は精子核成熟度を反映する。顕微授精後の胚発生は精子核成熟性が低いほど良好であり、これは精子核蛋白内S-S結合の多寡が影響することが示唆された。一方、精子核DNA断片化は胚発生を有意に阻害した。

研究成果

• [雑誌論文] Embryo development after intracytoplasmic sperm injection can be predicted by assessment of sperm nuclear chromatin (2009)
  • 著者名/発表者名: Takayama T, Katayose H, Yanagida K, Sato A
  • 雑誌名: Reprod Med Biol 8 ページ: 63-6
  • 査読あり
• [雑誌論文] 精子核の質的評価と体外胚発生能 (2007)
  • 著者名/発表者名: 片寄治男, 高山智子, 菅沼亮太, 林章太郎, 柳田薫, 佐藤章
  • 雑誌名: 日本哺乳動物卵子学会雑誌 24巻 ページ: 153-160
  • 査読あり
• [学会発表] シンポジウム;Top quality精子を得る(治療周期)受精障害精子の治療 (2009)
  • 著者名/発表者名: 片寄治男
  • 学会等名: 第12回日本IVF学会
  • 発表場所: 仙台市
  • 年月日: 2009-09-12
• [学会発表] シンポジウム3胚発生における精子の関与ICSI後胚発生における精子核クロマチンの関与 (2007)
  • 著者名/発表者名: 片寄治男
  • 学会等名: 第52回日本生殖医学会総会・学術講演会
  • 発表場所: 秋田市
  • 年月日: 2007-10-26
• [図書] カラーアトラス不妊治療のための卵子学受精障害 (2010)
  • 著者名/発表者名: 片寄治男, 他
  • 総ページ数: 77-84
  • 出版者: 医歯薬出版株式会社
• [図書] 産婦人科診療指針2版、新しい排卵誘発法;GnRH antagonist (2008)
  • 著者名/発表者名: 片寄治男
  • 総ページ数: 528-533
  • 出版者: 中外医学社