研究課題/領域番号 |
19591907
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
梅咲 直彦 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (20106339)
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研究分担者 |
田中 哲二 和歌山県立医科大学, 医学部, 准教授 (80275255)
湯川 和典 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (20301434)
南 佐和子 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (90219692)
粉川 克司 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (80254548)
八木 重孝 和歌山県立医科大学, 医学部, 助教 (60372869)
池島 美和 和歌山県立医科大学, 医学部, 助教 (70433349)
帽子 英二 和歌山県立医科大学, 医学部, 助教 (60433348)
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連携研究者 |
宇都宮 智子 和歌山県立医科大学, 医学部, 助教 (60382355)
湯川 和典 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (20301434)
南 佐和子 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (90219692)
八木 重孝 和歌山県立医科大学, 医学部, 助教 (60372869)
池島 美和 和歌山県立医科大学, 医学部, 助教 (70433349)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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キーワード | 子宮内膜 / 再生 / STAT3 / danazol / コラーゲン / ラミニン / レプチン |
研究概要 |
現在も未解決のまま残されている不妊の主要原因の一つが受精卵着床障害である。子宮内膜組織欠損あるいは子宮内膜組織機能障害に起因しているが、根本的治療法は自己子宮内膜再生療法の確立と制御である。そこで、ヒト子宮内膜正常組織の組織学的解析、in vitro培養実験による増殖・分化・細胞死・細胞生存の調節機序の解析を行うと同時に、マウスを用いた子宮壁再生実験を試みた。その結果、子宮内膜上皮の再生にはサイトカインシグナルの中でも特にSTAT3シグナルが促進的に作用していることをin vitro実験、siRNAノックダウン実験で実証した。月経周期的に発現変動する主なヒト子宮内膜細胞外基質である4型コラーゲンとらみニンは巧妙に、子宮内膜再生を調節していることを免疫組織学的発現解析とin vitro培養実験で証明した。子宮内膜症治療薬danazolは、子宮内膜における正常範囲内のサイトカインネットワークを調節することで巧妙に受精卵着床準備状態を制御できる。動物実験施設のウイルス汚染のために、動物実験は完了しておらず、現在継続中である。
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