上皮性卵巣癌における間質-腫瘍相互作用の臨床的意義の解明

2008 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 19591940
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 産婦人科学
• 研究機関: 慶應義塾大学
• 研究代表者: 津田 浩史 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (00423880)
• 研究分担者: 西尾 和人 近畿大学, 医学部, 教授 (10208134) ; 荒尾 徳三 近畿大学, 医学部, 講師 (20441074) ; 須藤 保 神戸大学, 医学研究科, 医学研究員 (50397824) ; 青木 大輔 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (30167788)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2008
• キーワード: 婦人科腫瘍学

研究概要

標準治療を受けた表層上皮性卵巣癌を対象に、癌実質・間質毎に発現解析を施行した。再発の有無と関連する遺伝子を、実質50個を抽出した。実質で抽出された遺伝子は2ヵ所の染色体に集中しており、この部位の遺伝子増幅が再発の有無と関連していた。現在、RT-PCR法により、validation assayを施行中である。また間質については、現在、最終解析中を予定している。

研究成果

• [学会発表] 腫瘍-間質相互作用に着目した上皮性卵巣癌標準治療の効果予測システムの構築 (2009)
  • 著者名/発表者名: 片岡史夫, 津田浩史, 冨永英一郎, 西村貞子, 平沢晃, 野村弘行, 千代田達幸, 鈴木淳, 進伸幸, 青木大輔
  • 学会等名: 第46回日本婦人科腫瘍学会
  • 発表場所: 新潟
  • 年月日: 2009-07-10
• [学会発表] 標準治療を受けた表層上皮性卵巣癌の再発リスクを規定する遺伝子の探索 (2009)
  • 著者名/発表者名: 冨永英一郎, 津田浩史, 西村貞子, 千代田達幸, 野村弘行, 片岡史夫, 鈴木淳, 平沢晃, 進伸幸, 青木大輔
  • 学会等名: 第61回日本産科婦人科学会高得点演題
  • 発表場所: 京都
  • 年月日: 2009-04-05
• [学会発表] 上皮性卵巣癌の再発リスクを規定する遺伝子の探索 (2009)
  • 著者名/発表者名: 津田浩史, 荒尾徳三, 千代田達幸, 野村弘行, 進伸幸, 青木大輔
  • 学会等名: 第7回日本臨床腫瘍学会
  • 発表場所: 名古屋
  • 年月日: 2009-03-20
• [学会発表] Expression profile of epithelial ovarian cancer patients receiving standard therapy : identification of prognosis-associated genes (2008)
  • 著者名/発表者名: Tominaga E, Tsuda H, Arao T, Yamagami W, Nomura H, Hirasawa A, Suzuki A, Susumu N, Nishimura S, Aoki D, Nishio K
  • 学会等名: 第67回日本癌学会ワークショップ
  • 発表場所: 名古屋
  • 年月日: 2008-10-30
• [学会発表] Microdissection and extraction of RNA from cancer and stromal tissues in epithelial ovarian cancer (2007)
  • 著者名/発表者名: Tsuda H, Arao T, Nishimura S, Kawamura N, Nishio K
  • 学会等名: 第66回日本癌学会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2007-10-03