研究課題
基盤研究(C)
ヒト滲出性中耳炎症例の中耳貯留液中のマクロファージ遊走阻止因子 (MIF) 濃度をELISA法にて測定したところ、90%以上の症例から MIF が検出された。滲出性中耳炎における MIF の役割を明らかにすることを目的にマウスの中耳骨胞内にMIFを注入したところMacropharge Inflammatory Protein-2 (MIP-2) 、Interleukin-1b、Tumor necrosis factor-aが誘導された。MIP-2 は強力な好中球誘導因子であり、滲出性中耳炎患者における中耳粘膜や中耳貯留液中にMIFの発現と好中球の浸潤が認められることから MIF は MIP-2 の誘導を介して滲出性中耳炎の好中球浸潤に重要な役割を果たしていることが明らかとなった。
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