研究課題/領域番号 |
19591987
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
|
研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
山中 昇 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (10136963)
|
研究分担者 |
藤原 啓次 和歌山県立医科大学, 医学部, 准教授 (80326371)
田村 真司 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (10244724)
保富 宗城 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (90336892)
島田 純 和歌山県立医科大学, 医学部, 助教 (90326372)
|
研究期間 (年度) |
2007 – 2008
|
キーワード | 中耳炎 / バイオフィルム / 自然免疫 / 特異的免疫 / 難治化 / 細胞内侵入 / ワクチン |
研究概要 |
急性中耳炎患児から分離された無莢膜型インフルエンザ菌がバイオフィルム形成を行うことが明らかとなり、加えて無莢膜型インフルエンザ菌のバイオフィルム形成が、抗菌薬治療に抵抗し遷延・難治化する急性中耳炎の臨床経過に重要な役割を果たすことが示された。さらに溶連菌の細胞内侵入遺伝子の検討では、sil遺伝子の発現が12%の株に認められ、抗菌薬治療後の感染再発が上気道粘膜内に侵入した細菌の再活性化による可能性が示唆競れた。免疫予防の可能性として、肺炎球菌菌株共通抗原であるPspAの母体経鼻免疫免疫により、免疫能の未熟な乳幼児期に特異的免疫応答が誘導可能であり、乳幼児期における肺炎球菌感染症の予防方法として有用と考えられた
|