研究課題
基盤研究(C)
前庭器におけるエストロゲン受容体の分布は、雄よりも雌動物で強いが高齢で低下し、耳石器の耳石の剥脱は高齢動物と更年期動物で著明であった。エストロゲン低下が耳石の代謝異常を起こし、良性発作性頭位性めまい症の発症に関与するものと考えられた。また、耳石の安定化を検証した実験で、理学療法後の耳石の安定度が卵形嚢斑耳石層の状態に左右されること、約5分後に耳石が安定化することから、理学療法後のめまいは卵形嚢斑の異常に左右されることと卵形嚢斑障害が大でも本治療が有効であることが証明された。
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Acta Otolaryngologica 130
ページ: 204-214
Acta Otolaryngologica
Equilibrium Research 67
ページ: 18-23