研究課題
基盤研究(C)
「おいしさ」を味覚-嗅覚の相互関連という観点に立ち、梨状皮質(嗅覚野)深層の傍梨状核を調べた。脳スライス標本における興奮伝播パターン、in vivo標本での電気刺激やニオイ刺激実験および自由行動下におけるc-Fosタンパク発現の免疫組織学的実験から、傍梨状核ニューロンは嗅覚刺激に対し活動するだけではなく、味覚刺激に対しても活動することがわかった。一連の結果は、「風味」とか「味わう」といった味のみならずニオイ情報が共になった複合感覚に傍梨状核が重要な役割をもつことを示す。
すべて 2008 2007
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (4件)
日本味と匂学会誌 15
ページ: 345-346
日本味と匂学会誌 14
ページ: 521-522