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2007 年度 実績報告書

難治性ぶどう膜炎に対する神経ペプチド遺伝子導入ヒト免疫制御細胞の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19592041
研究機関東京医科大学

研究代表者

毛塚 剛司  東京医科大学, 医学部, 講師 (00287137)

研究分担者 竹内 大  東京医科大学, 医学部, 准教授 (40260939)
キーワードぶどう膜炎 / 遺伝子治療 / CGRP / 樹状細胞
研究概要

ボランティアから得られたヒト末梢血の単球成分を取り出し、CD14、CD68やF4/80抗体を用いてautoMAXカラムでマクロファージのみを単離した。またヒト末梢血をヒトGM-CSF(20ng/ml)とともに6日間培養し、CD1d、CD14、CD68抗体を用いてautoMAXカラムで樹状細胞のみを単離した。細胞にリポポリサッカライド1μg/mlを加え、一晩培養し、遺伝子導入用細胞を調製したが、マクロファージは導入効率があまりよくないため、以後は樹状細胞のみで研究を進めた。マウス樹状細胞を遺伝子導入する時に使用したCGRP cDNAはARPE-19 cell lineのtotal RNAより合成し、Human CGRP cDNA fragmentはpCR3.1-2FL paasmidに導入した。また対照ベクター群としてmock(pCR3.1-2FL)も作製した。これらのプラスミド、pCR3.1-2FL-hCGRPとmockをNucleofectorIIを用いてelectroporation法にてヒト樹状細胞に導入した。生存細胞数は70%で、導入効率は50%であった。産生サイトカインはIL-10がわずかながら認めたが、再現性が得られなかった。正常樹状細胞へのCGRP遺伝子導入は50%の効率で成功したが、はっきりしたサイトカイン産生(IFN-gamma、IL-2、TNF、IL-17)を認めることは出来なかった。また正常細泡に遺伝子導入を行ったことにより、特徴的な表面分子は認められなかった。これは、正常樹状細胞へCGRP遺伝子導入を行っても副次的反応は起きず、生体内に安全であるとも考えることが出来た。

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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