研究概要 |
神経芽細胞腫において低酸素状態が細胞膜アミノ酸トランスポート活性に及ぼす影響 : ヒト神経芽腫細胞cellline、SK-N-SHを用い、低酸素状態が細胞膜アミノ酸トランスポート活性に及ぼす影響を検討した。8時間低酸素後のグルタミンGln,グルタミン酸GluおよびロイシンLeuトランスポートはcontrolと有意差を認めなかったが、16時間および24時間低酸素後のGlnおよびLeuトランスポートはcontrolに比し有意に上昇した(p<0.01)。この上昇は、細胞膜のアミノ酸トランスポーターの数の増加によるものであった(Vmax効果)。神経芽細胞腫アミノ酸トランスポートは、低酸素条件下でup-regulateすることが明らかとなり、本メカニズムが低酸素下での腫瘍の増殖に関与する可能性が示された
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