ヒトの手術などでの残余脂肪を得て(倫理委員会許可済み)、脂肪組織幹細胞の培養を進めた。表面抗原CDマーカー検索しCD34(+)により脂肪組織幹細胞であることを確認し、骨、軟骨、脂肪への多分化能を確認した。 脂肪組織幹細胞の骨分化誘導を行い、得られた骨芽細胞をシャーレ内で連通性ポアーを有するハニカムコラーゲンスポンジに播種し、ヌードマウス背部皮下に埋入し、8週後コラーゲンスポンジ部分を摘出し、軟X線写真、ならびに光学顕微鏡、電子顕微鏡により組織学的評価を進めた。特にハニカムポアー内への骨量と骨の進入状況を検討した。
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