研究課題
基盤研究(C)
敗血症動物作成後PBS緩衝液で全身灌流後、脳を摘出し病理組織学的評価を行った。また脳におけるTLRサブタイプの局在に対して免疫組織染色を行った。RT-PCR法を用いてRNAの解析を行った。免疫組織化学的検討では, TLR2, TLR4およびTLR9の有意な脳内組織発現は認められなかった。敗血症病態の24時間でも, これらの発現は認められなかった。このため, 敗血症病態の脳内炎症の進展には, 菌体リガンドの直接的な関与ではない炎症性受容体の関与が考えられた。