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2007 年度 実績報告書

遺伝子改変マウスを用いた転写因子Runx2の象牙芽細胞分化における機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 19592120
研究機関長崎大学

研究代表者

宮崎 敏博  長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教 (10174161)

研究分担者 小守 壽文  長崎大学, 大学院・医歯薬学総合砕究科, 教授 (00252677)
金谷 直子  長崎大学, 大学院・医歯薬学総合砕究科, 教務職員 (10380982)
キーワード遺伝子改変マウス / Runx2 / cbfb / 歯 / 象牙芽細胞 / 発生・分化 / 細胞・組織 / 組織化学
研究概要

Runx2は骨格形成のみならず、歯牙形成においても重要な転写因子であり、そのノックアウトマウスでは歯胚形成が鐘状期の初期までに停止し、象牙芽細胞の分化が認められない。本研究の目的は、Runx2およびその転写活性に必要なCbfbに関連する遺伝子改変マウスを作製し、歯牙形成、特に象牙芽細胞の分化におけるRunxファミリーの機能を組織学的手法によりに解析することである。これまでに、I型コラーゲンプロモーター(Colla1)を用いて象牙芽細胞特異的にRunx2を過剰発現させたトランスジェニック(Tg)マウスの解析を行い、Runx2の過剰発現は象牙芽細砲の正常な分化を抑制して骨芽細胞様細胞に変化させ、骨様象牙質の形成等を引き起こし、象牙質基質産生能も低下させて脆弱な歯牙を形成することを明らかにした。現在、象牙芽細胞におけるRunx2の機能をさらに正確に明らかにするために、象牙芽細胞特異的にRunx2およびcbfbを欠損させたコンディショナルノックアウト(cko)マウスを作製して解析を行っている。まず、Colla1 Cre-IRES-GFP Tgマウスの作製は完了し蛍光観察および免疫組織化学的染色による解析により、象牙芽細胞(及び骨芽細胞)特異的にGFPが発現するCreTgであることを確認した。また、Runx2 floxおよびCbfb floxアウスも作製をほぼ完了し繁殖中であり、Creマウスとの交配によりのckoマウスを作製し、組織学的解析を開始している。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Runx2 determines bone maturity and turnover rate in postnatal bone development and is involved in bone loss in estrogen deficiency2007

    • 著者名/発表者名
      Maruyama Z
    • 雑誌名

      Developmental Dynamics 236

      ページ: 1876-1890

    • 査読あり
  • [学会発表] Runx2 functions during postnatal bone development.2007

    • 著者名/発表者名
      吉田 カロリーナ
    • 学会等名
      日本解剖学会第63回九州支部学術集会
    • 発表場所
      長崎
    • 年月日
      2007-10-20

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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