味蕾と舌乳頭形成におけるSix遺伝子の役割

2008 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 19592125
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 形態系基礎歯科学
• 研究機関: 北海道医療大学
• 研究代表者: 鈴木 裕子 北海道医療大学, 歯学部, 准教授 (90137422)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2008
• キーワード: Six遺伝子 / 茸状乳頭 / 有郭乳頭 / 葉状乳頭 / 味蕾

研究概要

Sixホメオボックス遺伝子は眼、耳、鼻などの感覚器の発生に共通して作用することが知られ、なかでもSix1 とSix4が欠損すると嗅上皮や内耳の形成が著しく阻害される。味覚器である味蕾と味蕾を生じる舌乳頭に影響があるかどうか組織学的手法を用いて調べた。

研究成果

• [雑誌論文] Expression of Sox2 in relation to innervation (2008)
  • 著者名/発表者名: Suzuki Y
  • 雑誌名: Cell Tissue Res 332 ページ: 393-401
  • 査読あり
• [雑誌論文] Uchida N. Detection of neurotrophic factors in taste buds by laser capture microdissection (2007)
  • 著者名/発表者名: Suzuki Y, Mizoguchi I
  • 雑誌名: immunohistochemistry, and in situ hybridization. Arch. Histol. Cytol 70 ページ: 117-126
  • 査読あり
• [雑誌論文] Apoptosis and the insulin-like growth factor family in the developing olfactory epithelium (2007)
  • 著者名/発表者名: Suzuki Y
  • 雑誌名: Anat. Sci. Int 82 ページ: 200-206
  • 査読あり
• [学会発表] 嗅上皮と味蕾における転写因子Sixの局在 (2009)
  • 著者名/発表者名: 鈴木裕子
  • 学会等名: 解剖学会総会
  • 発表場所: 岡山
  • 年月日: 2009-03-30
• [学会発表] 有郭乳頭と味蕾の分化におけるSox2の発現 (2008)
  • 著者名/発表者名: 鈴木裕子
  • 学会等名: 日本味と匂学会
  • 発表場所: 富山
  • 年月日: 20080918-19
• [学会発表] 転写因子Sox2の味蕾における発現と神経支配の関係 (2008)
  • 著者名/発表者名: 鈴木裕子
  • 学会等名: 歯科基礎医学会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2008-09-25
• [学会発表] マウス下顎頭軟骨発生過程におけるIGF familyの発現に関する研究 (2008)
  • 著者名/発表者名: 柴田俊一、田巻玉器、鈴木裕子
  • 学会等名: 歯科基礎医学会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2008-09-25
• [学会発表] 舌乳頭形成過程におけるSix4の発現 (2008)
  • 著者名/発表者名: 鈴木裕子、池田啓子、川上潔
  • 学会等名: 解剖学会総会
  • 発表場所: 大分
  • 年月日: 2008-03-29
• [学会発表] 再生および発達過程の味蕾のSix1 (2007)
  • 著者名/発表者名: 鈴木裕子、恒川寛明、内田暢彦
  • 学会等名: 歯科基礎医学会
  • 発表場所: 札幌
  • 年月日: 2007-08-31
• [学会発表] 舌乳頭形成に関わるSix1遺伝子 (2007)
  • 著者名/発表者名: 鈴木裕子、池田啓子、川上潔
  • 学会等名: 日本味と匂学会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2007-07-28
• [図書] 「匂いと香りの科学」嗅覚器の発生(渋谷達明、市川真澄編) (2007)
  • 著者名/発表者名: 鈴木裕子
  • 総ページ数: 29-32
  • 出版者: 朝倉書店
• [図書] レーヴンジョンソン生物学、活動のための燃料の供給:消化 (2007)
  • 著者名/発表者名: 鈴木裕子
  • 総ページ数: 887-906
  • 出版者: 培風館