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2008 年度 実績報告書

細胞特異的親和性を有するバイオマテリアルの開発

研究課題

研究課題/領域番号 19592220
研究機関北海道医療大学

研究代表者

會田 英紀  北海道医療大学, 歯学部, 講師 (10301011)

キーワードバイオマテリアル / チタン / ジルコニア / 細胞親和性
研究概要

本研究の目的は、細胞特異的親和性を有するバイオマテリアルを開発することである。デンタルインプラントは上皮を貫通して顎骨内に固定されるのがその特徴で、部位によって接している生体組織が異なるためマテリアルの最適なバイオロジー的特性が部位によって異なる。本研究課題の最終年度にあたる本年度は、前年度の実験結果をもとに新規サーフェイスのさらなる改良とバイオマテリアル上での細胞運動、細胞接着ならびにマテリアルの安全性を調べることを到達目標とした。
1.バイオマテリアルサンプルの準備
初年度に用いたチタンディスクに加えて、現在、実際にアバットメント用として臨床応用されているジルコニアをインプラントメーカーより入手した。このジルコニアディスクを用いて、無処理のものと光照射処理したものを準備した。
2.バイオマテリアル上での細胞運動・細胞接着ならびにマテリアルの安全性の検討
8週齢の雄ラットから採取し分離培養した骨芽細胞の細胞運動および細胞接着に関与するlntegrin、 Racl、 RhoA、 Cdc42に着目し、発現パターンを網羅的に解析した。また、 in vitroでのFlow cytometryによるCell viability testを行い、光照射処理したバイオマテリアルの安全性についても確認した。しかしながら、当初予定していた上皮細胞を用いた実験系では必ずしも期待通りの実験結果とはならなかったため、今後さらなる検討を継続する予定である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] Nanotechnology for implant dentistry2008

    • 著者名/発表者名
      會田 英紀
    • 雑誌名

      バイオマテリアル-生体材料- 26

      ページ: 41-53

  • [学会発表] 光誘起超両親媒化に伴う炭化水素の減少はチタン表面へのタンパク質吸着と細胞接着の増加に関与する2008

    • 著者名/発表者名
      會田 英紀
    • 学会等名
      第26回日本骨代謝学会学術集会
    • 発表場所
      大阪、大阪国際会議場
    • 年月日
      2008-10-29
  • [学会発表] 光誘起超両親媒化に伴う炭化水素の減少はチタン表面へのタンパク質吸着と細胞接着を増加させる2008

    • 著者名/発表者名
      會田 英紀
    • 学会等名
      第38回日本口腔インプラント学会・学術大会
    • 発表場所
      東京、東京国際フォーラム
    • 年月日
      2008-09-13
  • [学会発表] Enhanced osteoblastic cell initial behavior on light-induced super-amphiphilic titanium surface2008

    • 著者名/発表者名
      會田 英紀
    • 学会等名
      IADR/CADR 86th General Session
    • 発表場所
      トロント、メトロコンベンションセンター
    • 年月日
      2008-07-05

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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